SFC-CNS クラウドコンピューティング サービス 利用規約

第1章 総則
第1条(利用規約の適用)
1.この「SFC-CNS クラウドコンピューティングサービス利用規約」(以下、「本利用規約」という)は、
     「SFC-CNSクラウドコンピューティングサービス」に適用される利用規約である。

第2条(サービスの内容)
1.「SFC-CNSクラウドコンピューティングサービス」とは、慶應義塾湘南藤沢ITC(以下、「ITC」という)が
      そのサーバ室内に設置したサーバ設備に、利用者が選択したCPU、データ記憶領域容量、メモリ容量、
      その他のリソースを組み合わせて設定を行う仮想化されたサーバの機能を、利用者専用として提供する
      サービスである(以下、「本クラウドサービス」という)。
2.本クラウドサービスは、ベストエフォート型のサービスであり、事前の予告なく、仕様変更およびサービス停止を行うことがある。

第3条(禁止事項)
1.利用者は、次の各号に該当する行為を行ってはならない。
(1) 慶應義塾もしくは第三者の著作権・商標権などの知的財産権を侵害する行為、またはそのおそれのある行為
(2) 慶應義塾もしくは第三者の財産、プライバシーもしくは肖像権を侵害する行為、またはそのおそれのある行為
(3) 慶應義塾もしくは第三者を差別もしくは誹謗中傷・侮辱し、慶應義塾もしくは第三者への差別を助長し、または
      その名誉もしくは信用を毀損する行為、またはこれらのおそれのある行為
(4) 詐欺、規制薬物の濫用、児童売買春、預貯金口座および携帯電話の違法な売買等の犯罪に結びつく、またはおそれの高い行為
(5) わいせつ、児童ポルノまたは児童虐待に当たる画像、文章等を送信または掲載する行為
(6) 無限連鎖講(ネズミ講)を開設し、またはこれにつき勧誘する行為
(7) 本サービスにより利用しうる情報を改ざんまたは消去する行為
(8) ウイルス等の有害なコンピュータプログラム等を送信または掲載する行為
(9) 設置後は本サービスにおいて利用者が直接操作可能となるサーバ、ネットワーク機器等の設備(利用者が設置するものを含み、
       以下「サーバ設備」という)、またはITCのルータ機器、バックボーン設備、回線設備、電源設備その他のITCが本サービスを
       提供するにあたり用いる設備等(以下「電気通信設備等」という)に不正にアクセスする行為
(10) 他者に対し、無断で広告・宣伝・勧誘等を目的とした電子メール(スパムメール等)や他者が嫌悪感を抱く、またはそのおそれ
        のある電子メール(嫌がらせメール)等を送信する行為、他者のメール受信を妨害する行為、連鎖的な電子メールの転送を
        依頼する行為(チェーンメール等)および当該依頼に応じて電子メールを転送する行為
(11) ITCもしくは第三者の設備等またはサーバ設備もしくは電気通信設備等の利用もしくは運営に支障を与える行為、
        または与えるおそれのある行為
(12) 第三者の通信に支障を与える方法もしくは態様において本サービスを利用する行為、またはそのおそれのある行為
(13) ITCの本サービスの提供を妨害する、または妨害するおそれのある行為
(14) 違法に賭博・ギャンブルを行い、または勧誘する行為
(15) 違法行為(けん銃等の譲渡、児童ポルノの提供、公文書偽造、殺人、脅迫等)を直接的かつ明示的に請負い、仲介し、または
        誘引(他人に依頼することを含む)する行為
(16) 人の殺害現場等の残虐な情報、動物を虐待する画像等の情報、その他社会通念上他者に著しく嫌悪感を抱かせる、またはその
        おそれのある情報を掲載し、または不特定多数の者にあてて送信する行為
(17) 人を自殺に誘引または勧誘する行為
(18) 犯罪や違法行為に結びつく、またはそのおそれの高い情報や、他者を不当に誹謗中傷・侮辱したり、プライバシーを侵害したり
        する情報またはこれらのおそれのある情報を不特定の者をしてウェブページに掲載等させることを助長する行為
(19) 他の利用者や第三者に著しく迷惑をかける行為、社会的に許されないような行為、またはこれらのおそれのある行為
(20) 公序良俗に反する行為またはそのおそれのある行為
(21) 法令に違反する行為またはそのおそれのある行為
(22) その行為が前各号のいずれかに該当することを知りつつ、その行為を助長する態様または目的でリンクをはる行為
(23) 慶應義塾の教育研究活動とは全く関係性がない利用
(24) 営利活動、または第三者が営利活動と受け取る可能性のある活動
(25) その他、ITCが本サービスの利用者として相応しくないと判断する行為
2.前項各号のほか、ITCは必要に応じ、ITCのWebページ上において禁止事項および注意事項等を別途定めることができ、
      利用者はこれを遵守するものとする。

第4条(利用開始日、利用契約の成立)
1.本クラウドサービスの提供は、仮想サーバの実稼動の有無を問わず、利用者がITCの提供するオンライン申請システムより
     利用申し込みを完了した日(利用契約が有効に締結された日=利用開始日)から開始される。ただし、以下の各号に該当
     することが判明した場合には、ITCは当該利用申し込みを承諾しないことがある。
(1) ITCが、申し込みに係る本クラウドサービスの提供または本クラウドサービスに係る装置の手配・保守が困難と判断した場合
(2) 以前にITCとの契約上の義務の履行を怠ったことがある等、申込者がITCとの契約上の義務の履行を怠るおそれがあるとITCが判断した場合
(3) 申し込みの内容に虚偽記載があった場合
(4) 申込者が有効なSFC-CNSアカウントを保有していない場合
(5) 申込者に対する本クラウドサービスの提供に関し、業務上または技術上の著しい困難が認められるとITCが判断した場合
(6) 申込者がITCおよび慶應義塾の社会的信用を失墜させる態様で本クラウドサービスを利用するおそれがあるとITCが判断した場合
(7) その他、ITCが申し込みを承諾することが不相当であると認める場合
2.利用者が利用申し込みをしている本クラウドサービスに関し、サービス種類の追加、変更を請求した場合、当該請求にかかる
     種類のサービスの提供は、当該請求が完了した時点から暫定的に開始される。ただし、当該サービス提供開始後、前項の各号に
     該当することが判明した場合には、ITCは当該変更請求を承諾せず、当該サービスの提供を中止することがある。

第5条(利用期間)
1.本クラウドサービスの利用期間は、最長で1年間とし、年度毎に更新申請を要する。
2.自動更新はこれを実施しない。

第6条(利用契約の解除)
1.利用者は、ITCに対し、ITCが定める方法で通知することにより、その日をもって利用契約を解約することができる。
2.ITCは、利用期間終了までに利用者から継続利用の申請がなかった場合は、契約期間終了後直ちに、当該利用者が契約する
      本クラウドサービスを停止することができる。また、利用期間終了後30日を経過しても継続利用の申請がない場合は、
      事前の通知なく、本利用契約を解除することができる。
3.利用契約が解除された場合、ITCは速やかに当該領域のデータを削除する。

第7条(データの保護)
1.本クラウドサービス上に置かれた利用者のデータについては、利用者の責任でバックアップ等の保護を行うものとする。
      ITCはいかなる理由であれ、データの滅失についての責任を負わない。
2.利用者が承諾した場合に限り、ITCは利用者のデータをパブリッククラウドサービス上に複製し、
      バックアップとして利用することができる。
      パブリッククラウドサービス上のデータの扱いについては、各サービスの利用規約等に準ずるものとし、
      利用者はこれを承諾したものとして扱う。
3.パブリッククラウドサービス上へのデータバックアップはベストエフォート型の試行サービスであり、ITCはいかなる理由であれ、
      データの滅失等についての責任を負わない。
4.パブリッククラウドサービス上にバックアップされたデータは、利用者の求めに応じてITCが本クラウドサービス上に
      リストアすることができる。
5.第6条により利用契約が解除された場合は、ITCは速やかにパブリッククラウドサービス上のバックアップデータを削除する。

第8条(提供の一時停止)
1.ITCは以下の各号に該当すると判断した場合、事前の通知なく、本クラウドサービスの提供を一時的に停止し、
     または当該利用者による本サービスの利用を制限することがある。
(1) セキュリティ上の重大な問題があるとき
(2) 外部への攻撃等、他者の利用を害する活動・行為がみとめられたとき
(3) 第3条(禁止事項)に該当する活動・行為がみとめられたとき
(4) その他、ITCが不適当と判断する活動・行為がみとめられたとき
2.上記の各号に該当し、サービスが停止された場合は、サービス停止となった事由が完全に解消されるまで、ITCはサービスの
      再開を行わない。また、サービスの一時停止中に利用期間が満了した場合、第6条2項に基づき、本利用契約が解除となることがある。

第9条(管理責任)
1.利用者は、善良な管理者の注意義務をもってサービスを使用、管理するものとする。
2.前項の管理責任は、利用契約が成立したときに始まり、利用契約が解除されたときに終わるものとする。
3.利用者は、仮想サーバ上で発生する全ての事象について、その原因の如何を問わず、責任を負う。


第10条(保証、免責)
1.ITCは、本利用規約で特別に定める場合を除き、利用者への本サービスの提供に関し、明示的であるか黙示的であるかを問わず、
      いかなる保証(特定目的への適合性、機能および効果の有効性、サービスの品質、脅威に対する安全性、完全性、正確性、
      複製・移設等されたデータの同一性または整合性、第三者の権利の非侵害性、本サービスに基づき利用者に提供される
      機器および設備の正常な稼働、本サービスの定常的な提供等を含むが、これらに限らない)も行わないものとする。
2.ITCは、本利用規約で特に定める場合を除き、利用者が本サービスの利用に関して被った損害(本サービスの利用の不能、
      本サービスにより提供される機器・設備・ソフトウェアの不具合・故障、本サービスの提供の遅延、利用者設置データの
      損壊・消失および第三者による盗用・漏洩、ウイルス・マルウェア等への感染、第三者による不正アクセス・クラッキング・
      セキュリティホールの悪用等による損害を含むが、これらに限らない。以下同じ)については、債務不履行責任、
      不法行為責任その他の法律上の責任を問わず賠償の責任を負わないものとする。
3.前項にかかわらず、ITCは、天災地変、戦争、暴動、内乱、その他の不可抗力、法令の制定・改廃、公権力による命令・処分、
      争議行為、輸送機関・通信回線その他ITCの責めに帰することができない事由による本サービスの全部または一部の履行遅滞
      または履行不能について、利用者に対して何らの責任を負わないものとする。
4.利用者の本サービスの利用に起因して第三者(国内外を問わない)とITCまたは利用者との間に発生した紛争に関しては、
      当該利用者が自らその責任と費用負担において解決するものとし、ITCは一切責任を負わない。

第11条(準拠法)
1.本利用規約におよび利用契約は、日本の法律に従って作成または締結されたものとし、日本の法律に従って解釈されるものとする。

第12条(紛争の解決)
1.利用契約についての紛争、疑義、または取り決められていない事項が発生した場合は、ITCおよび利用者は誠意をもって協議の上、
      これを解決するものとする。
2.利用契約に関する紛争については、湘南藤沢ITC利用者協議会において審議の上、解決を図るものとする。

附則

この利用規約は、平成30年 2月 6日より施行する。